2013-09-08

キンちゃん




これはもう去年の最後のころ、うちの犬、ラブラドールのキンちゃん(きんたろう)が亡くなりました。

もうその時は悲しくて、悲しくて、皆さんに伝えれなかったです。もうかなり前からキンちゃんは、外見は強く見えながら、体はかなり弱ってたんです。 

でも、今から思い出すと、本当にいいやつでした。Man's best friendとは言え、家にかえってきたら、必ず玄関でまっている。と言うか、もうそろそろ返ってくる時間だと分かっていて、窓側でじっと帰ってくるのを待つ。 前、犬は飼い主の気持ちを読めると聞いた事があったんですが、「そんなのはないでしょう」っと思いましたが、キンちゃんは確かに、自分が悲しい時はちかよってはげましてくれたし、 うれしい時は一緒によろこんでくれた。。。 そして、こっちがいらいらする時だって、自分の居場所(バスケット)にいって邪魔しないようにしていたし。。。 朝起きて、階段をおりてくると、キンちゃんは階段の下で、自分のおもちゃをもちながらまっていてくれた。「一緒にあそぼ!」 ぼくが、テレビを見てると、キンちゃんは自分のベットでイビキをしながら休んでいました。時々夢でも見ていて、面白い泣き声も出した事もありました。キンちゃんは何時でも優しい犬だった。ほかの犬と会うと、走りながら遊ぼうとしてた。。。一度も僕たちに怒った事無かったし、子供たちにイタズラされても、じっとがまんして、本当にいい犬でした。

僕の音楽にはあんまり興味なかったみたいですが、僕の庭の畑とか、料理してる時は、ものすごく集中してました。時々僕の畑のトマトを一番美味しいときによくおつまみとして食べてました。トマトを食べる犬なんて初めて!  そして、悪い事したあとの反省する顔も本当にかわいくて、許すしかなかった。。。  僕の家の壁では、地面から60~70cmくらいのところは、ちょっと黒いよごれがあります。これはキンちゃんが喜ぶ時、自分のしっぽを振りまくって、ものすごい速さと力でしっぽをかべにたたいていたからできた汚れでした。時々ちゃぶたいの上のものを全部しっぽで飛ばしちゃった時もありました。

キンちゃんはお散歩が大好きで、歩く時は自分で綱を口にくわえて、歩いていて、ぼくの方がお散歩に連れて行ってもらっている様でした。 本当に生きるのを楽しんでいるようなワンコでした。 

最後はもう立てない状態でした。それでも、ぼくが日本から帰ってくるのを待っていてくれたみたいに、、、いたいのを我慢して生きていてくれたみたいでした。
日本か帰ったとき、キンちゃんは いつもの様にしっぽを振りまくってぼくをむかえてくれました。 でもその時はもう 立てなかったんです。でも顔は笑っていました。
ぼくは、キンちゃんにもっと元気になってほしかった。もっと長く生きてほしかった。でも、これ以上苦しんで欲しくない!っとも思いました。
最後のさよならをして、キンちゃんはもう苦しまない世界に連れて行きました。

こんなに楽しい命の時間をぼくに預けてもらえて、ぼくはとても幸せでした。

キンちゃん、ありがとう。